今週末に開催される東洋祭りで、日本人音楽ユニット(二人組)『トレジャー・ガーデン』がブラジル初公演を行う。3日午後1時25分から55分と、4日午後2時40分から3時10分までの2回出演する。
1年前に結成されたボーカル兼ギターの折井篤志(おりいあつし)さん(31、長野県)と、ピアノやパーカッションなどを担当する中村友一(なかむらゆういち)さん(38、秋田県)からなるユニット。二人とも神奈川県在住。折井さんと同じ職場で働く日系人女性の紹介がきっかけで出演が決まったという。
ユニットのキャッチコピーは『歌の店』。どんなジャンルの曲でも、アコースティックをベースにして、自分たちの色を取り入れながら、和気藹々と活動しているという。東洋祭りでは、島歌や島人ぬ宝といった沖縄の曲や有名なアニメ曲、オリジナル曲にブラジル公演のために準備したというポルトガル語曲も披露される。
普段は介護師を営みながら、神奈川県のライブハウスやレストランなどで音楽活動を行っている。来社した二人は「たとえ言葉が違っても、音楽には国境はないと思う。何かが伝わるパフォーマンスが出来れば」と初公演に意気込みを見せている。