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3カ月の子供の体に複数の針=250レで宗教儀式の被害に

 マット・グロッソ州クイアバ市から149キロのサンペドロ・ダ・シパ市で、体内に複数の針を差し込まれた子供が保護され、その両親と宗教的な儀式を行ったとされる女性1人が13日に逮捕された。
 クイアバ市から148キロのジャシアラ市の市警が、クイアバ市から149キロのサンペドロ・ダ・シパ市在住の生後3カ月の女児が虐待されているようだという、児童相談所からの通報を受けたのは12日。市警が保護し、ジャシアラ市の病院で検査した結果、頭部に2本、胸部に1本の針を差し込まれている事が判明した。
 針の一部は脳に達しており、病院側は炎症などが起きる事を懸念し、13日夜、脳神経科の医師の手で頭部の針3本を取り除こうとしたが、上手くいかなかったという。
 女児はクイアバ市から218キロのロンドノポリス市にあるサンタカーザ病院の集中治療室に移され、人工呼吸器などをはめられた。
 その後の報道で、針の数は頭部3本、腹部1本に訂正されたが、現時点では女児の命には別状はない。
 警察によると、女児の父親(27)と母親(17)は、ある女性から250レアルを受け取り、神に捧げる儀式を執り行う事を認めたという。
 3人は事件への関与を否定しているが、医師達が生後3カ月の子供の頭に針を差し込んだりすれば死に至る可能性もあるとしたため、警察は、針挿入による影響などについてまとめた医師の診断書が出来上がるのを待たず、この女性と父親を殺人罪と未成年者たぶらかしの罪で逮捕。女児の母親も身柄を拘束された。
 なお、医師達は女児の容態を見極めた上で、針摘出のための再手術を行う意向だ。(14日付G1サイトより)