福音派の大物宣教師として知られる「キリスト神の栄光教団」のシラス・マラファイア牧師が16日、連邦警察の捜査で事情聴取のため強制連行を受けた。17日付現地紙が報じている。
マラファイア牧師は連邦警察のチモーテオ作戦の一環で連行され、サンパウロ市の連邦警察で事情聴取を受けた。
警察によると、マラファイア牧師は、同作戦の容疑者となっている弁護士事務所から10万レアルを受け取ったと見られている。同牧師の教団の会計を、容疑者の資金洗浄のために使ったとする疑いだ。
この事件の容疑者は6人で、パラー州知事シモン・ジャテネ氏の息子で弁護士のアルベルト・リマ・シウヴァ・ジャネテ容疑者や、鉱産局(DNPM)局長のマルコ・アントニオ・ヴァラダレス・モレイラ容疑者と妻のリリアン・アマンシオ容疑者らが逮捕された。同じく逮捕状の出ている次期パラー州パラウアペバス市市長のダルシー・レルメン氏は逃走中だ。
同事件では、鉱産局局長のモレイラ容疑者が、鉱山開発のロイヤルティを増やすために、パラー州市内のいくつかの市の鉱山開発準備金(Cfem)を不正運用し、1600万レアルを横流しした疑いがもたれている。
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