サンパウロの日系団体、リベルダーデ文化福祉協会(ACAL)舞踊部の佐藤文代さん(68、東京)が、11月に池芝流の指導資格制度で上級許を取得し、輪踊りと組み踊りの指導資格が正式に認められ、本紙に喜びを語った。
この資格制度は、家元の池芝緑さんが昨年5月に日本へ永住帰国する際に設けられた。上級許では、昭憲皇太后御歌である『金剛石』を課題曲とし、歌が少なく筝曲のために習得が難しいと言う。
日本舞踊を習い始めて10年という佐藤さんは、夫が牧師を務めており、「教会に通う子どもたちは日本文化に強い関心をもっていて、彼らに日本舞踊を教えたい」と習い始めたきかっけを振り返る。
「目標がようやく達成できた」と喜びをみせ、「賛美歌に合わせて、日本舞踊を子どもたちに教えたい」と語る。「慈しみ深き」「冬の夜空」の2曲にはすでに師匠から振り付けをしてもらったという。
師匠の池芝緑苑代表も、「本当に良く頑張ってくれた」と共に喜びをみせ、佐藤さんの今後の活躍に期待を覗かせた。
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