12月30日、ジョアン・ドリア次期サンパウロ市市長(当時)とジェラウド・アウキミンサンパウロ州知事(共に民主社会党・PSDB)は、8日から、バスと地下鉄や都電(CPTM)を乗り継ぐ時の料金を変更すると発表した。12月31日付伯字紙が報じている。
バス料金の凍結はドリア市長の選挙キャンペーンでの公約であった。その影響でサンパウロ市内のバスとアウキミン知事の管轄である地下鉄の乗車1回あたりの料金は3・80レアルで据え置かれた。
だが、両交通機関を乗り継ぐ際は、5・92レが6・80レと、0・88レ(14・8%)値上がりし、一般のインフレ率6・4%よりも高い値上げとなった。
さらに、ビリェッテ・ウニコの月極料金(一つの機関のみ)が140レから190レに、同じく両機関対応のものが230レから300レに値上がり。24時間限定のビリェッテは片方機関対応が10レから15レ、両方対応は16レから20レに値上がりするため、ハダジ市長の頃よりも利用頻度を上げないと損することになる。週極のビリェッテは廃止となる。
さらに早朝のバスや地下鉄料金も2・92レから3・40レとなる。