大サンパウロ市圏のジアデマ市で5日、市民からの匿名通報を受けた環境警察が、民家で飼われていたワニや珍しい種類のトカゲを保護した。
5日付G1サイトによると、動物の持ち主は17歳の少年で、彼の父親が野生動物虐待の責任を問われることになる。
環境警察の警察官と人獣共通感染症センターの職員は、ワニと「ゴールデン・テグー」と呼ばれる大型とかげ各1頭を保護し、サンパウロ市のチエテ環境公園に運んだ。
その家では、孔雀数羽と、アカハナグマという珍しい種類のアライグマも飼っているという。
飼い主はこれらの動物を購入したときの領収証を提出したが、本物の領収証はアカハナグマのものだけで、あとは皆、偽物だった。また、どの動物も、法律で義務付けられたチップが付けられていなかった。
孔雀やアライグマは当面、現在の飼い主のもとにおかれるが、環境警察はその処遇に関する裁判所の判断を待っている。
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