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サンパウロ州沿岸=クバトン市で火災発生=化学物質流出有毒ガスも発生

 サンパウロ州沿岸部クバトン市で5日午後3時過ぎに、Vale肥料(VF)社の倉庫から出火し、化学物質が流出する事故が起こったと、6日付現地各紙が報じた。
 倉庫からはオレンジ色の煙が立ち上り、職員が退去、近隣のヴィラ・マンチケイラの住民も避難を余儀なくされた。
 消火活動に当たった消防士1人が有毒ガスを吸い込み、救助を必要とした。火は午後7時ごろに消し止められた。
 35人のクバトン市消防隊の他、近隣都市、大サンパウロ都市圏からも応援が差し向けられた。煙はサントス市からも見られた。
 消防隊によると、火災が発生したのは、肥料や農薬の生成に使われる硝酸アンモニウムの保管庫で、大量の有毒ガスが発生した。有毒ガスの発生は数時間後に抑制され、煙も拡散したが、当局は退避住民の帰宅には慎重な姿勢を見せた。
 VF社は、「高濃度の硝酸アンモニウムガスを吸い込むと、鼻や気道、のどに痛みが生じ、咳もでる」と発表した。
 現場にはサンパウロ州環境技術公社(Cetesb)とサンパウロ州防災局の職員が派遣され、近隣社会や環境への影響の調査や監視に当った。
 VF社は、火はベルトコンベヤーから出たことや、職員退避などで、その日の生産は止まったと取材に答えた。
 Cetesbは、有毒ガスの放出は、夜更け前には止まり、ガスは大気に消失したと発表した。同社は事故の責任を問われ、罰金を課される見込みだ。

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