現在逮捕中の元リオ州知事のセルジオ・カブラル容疑者が、州知事時代に非公式の国外旅行を24回も行い、126日間も国をあけていたことがわかったと、6日付現地紙が報じている。これは連邦警察国外渡航課の記録によって明らかになったものだ。
それによるとカブラル元知事は、在任中の07年1月から14年3月にかけて、24回も非公式の国外旅行を行ったことがわかった。公式なものは40回だった。09、11、12年の3回は非公式な旅行が年4回繰り返され、辞任前年の13年は5回に上っていた。
これら非公式の国外旅行でリオを空けた日数は126日。公式の旅行も含めると、ほぼ1年にあたる343日間、国を空けていた。退任後も14年に6回、16年に1回で計54日間の国外旅行をしている。
非公式の国外旅行で最も頻繁に訪れたのは米国の14回で、フランスとイギリスにも各6回訪れている。
また、やはり逮捕中の夫人のアドリアーナ・アンセルモ容疑者の渡航記録は、夫が在任中に57回、退任後は28回で計85回となっている。これは。在任中64回、退任後7回の夫を上回る数字で、43回は単独で旅行している。特に、夫が1度も渡航しなかった15年に、アドリアーナ氏は11回旅行していた。