【既報関連】ラヴァ・ジャット作戦最大級の汚職企業、オデブレヒトをめぐり、ドミニカでの捜査が進展、コロンビアでも、事業継続のために捜査に協力する契約が交わされた。12日付フォーリャ紙が報じている。
米国との司法取引で、オデブレヒトが国外11カ国に賄賂をばらまいていたことが明らかになって以降、アルゼンチンやペルーなど5カ国で捜査がはじまったことは既に報じられていた。
その中で、9200万ドルの贈賄が行われたとされるドミニカでは10日、同社ドミニカ支社のマルセロ・ホフケ代表が同国の検察で事情聴取を受けた。
11日は、同代表が金の受け取り手としたドミニカ人の企業家、アンヘル・ロンドン氏の事情聴取も行われた模様だ。
調べによると、オデブレヒトは同国のメヒア、フェルナンデス、現職のメディナ氏の3政権で、14年間にわたり、贈賄工作を行っていた。
また、オデブレヒトは今週、コロンビアの当局と、同国での汚職計画についての捜査に協力するとの契約を交わした。
コロンビアでは2009年から14年にかけて1100万ドルの贈賄が行われたとされている。
これで現在、ペルー、アルゼンチン、エクアドル、パナマ、ドミニカ、コロンビアが捜査を行っていることになる。