今年、ブラジルでは、祝日が月曜日や金曜日にあたり、土日とあわせて3連休になるケースや、火曜日や木曜日にあたる飛び石で、多くの企業が月曜日や金曜日を休みにして4連休にする機会が多く、観光業界がその波及効果を期待している。
観光省は12日、連休が増えることによる経済効果を210億レアルとする試算を発表した。
平日が少なくなる事で不利益となると予想される他業種を尻目に、観光省は、旅行に行く人が増え、旅行先での消費も増えることで、観光業者の売り上げが増え、観光部門での雇用創出も進むと期待している。
全国財・サービス・観光商業連合(CNC)のホスピタリティ産業・観光業企業審議会(CEHT)は、観光業が潤う事は、関連52部門も潤う事につながるとした。
10月12日(木)の聖母アパレシーダの日が、一番大きなインパクトを与えると業界は見ている。13日も休日にすれば4連休となるため、194万人が旅行し、39億レアルが動くと予想されている。
この試算は、観光省がジェトゥーリオ・ヴァルガス財団の支援も得て行った。
2月末のカーニバル、4月14日の受難日と16日のイースターを含む聖週間、クリスマスと年末など、もとから大型連休となる日は、今回の試算の対象には入っていない。(1月12日アジェンシア・ブラジルサイトより)