ブラジル南部のリオ・グランデ・ド・スル州ポルト・アレグレ市ペトロポリス区で13日朝、蚊を駆除するための薬剤散布が行われた。
これは、最近、リオデジャネイロ州に旅行した同地区住民が、蚊を媒体とするチクングニア熱に感染していた事が12日に確認されたために採られた予防措置だ。
同市の基準では、チクングニア熱のような病気の発生が確認された場合は、患者が住んでいる家屋や患者が滞在した家屋から半径150メートルで駆除剤を散布する事になっている。
今回の薬剤散布は12日に感染が確認されるまでは予定されていなかったが、13日午前9時半からの駆除剤散布には、市保健局職員らも同行し、蚊の発生源撲滅のための指導なども行った。
同市保健局では、市の公式サイトや個人のサイトなどを通じて、患者が発見された事や薬剤散布についての情報を発信すると共に、チクングニア熱の症状や感染が疑われる患者がいる場合は当局に通報するようにといった情報を積極的に流している。また、薬剤散布が行われた地区の住民には特に、病気を媒介する蚊の発生源をなくし、蚊に刺されないように警戒するよう呼びかけている。(13日付フォトス・プブリカスより)