若干19歳にして、ブラジル代表のレギュラーを張るセンター・フォワード、ガブリエル・ジェズスは、この1月からイングランドの強豪、マンチェスター・シティの選手となったが、現時点ではまだ、公式戦には出場していない。
理由は、英国サッカー連盟と前所属のパルメイラスとの間の書類手続きが、まだ終了していないためだ。
この書類契約が終わるまでは、ジェズスは試合に出場することも、彼のユニフォームを売ることも出来ない。
ジェズスは先週から既に英国入りしてチームに合流しているが、15日に行われた対エヴァートン戦には姿を現さなかった。
この事情については、同チ―ムのグアルディオラ監督が13日の記者会見で既に説明済みだ。
現時点では、ジェズスが出場できるのは最短の場合で、21日に本拠地エティハド・スタジアムで行われる対トッテナム戦ということになるが、パルメイラスからの書類がこの日までにそろうかはまだ不透明だ。
ジェズスは昨年8月にリオ五輪でのブラジルの金メダル獲得に貢献した後にフル代表入りし、以後、W杯南米予選の6試合に全て先発出場して5得点を決めるなど、最高のスタートを切って話題を呼んでいる。
ブラジルのファンとしては、それだけにジェズスがシティでさらに才能を開花させることを望んでいる。
一方、ジェズスのライバルで、同じくリオ五輪で金メダルを獲得したガビゴールことガブリエル・バルボーザは、同五輪終了後にイタリアの名門インテル・ミラノに移籍したが、出場機会をほとんど与えられず、セレソンの召集機会も見送られている。
現在マンチェスター・シティは、プレミア・リーグ5位で、来季のチャンピオンズ・リーグ確保(4位以内)をめぐり、熾烈な戦いをしている。また今季のチャンピオンズ・リーグでは既に16強入りし、これからが厳しいトーナメントとなる。このタイミングの加入がジェズスにとって吉と出れば、欧州移籍は幸先のよいスタートとなるが、果たして?(13日付ガゼッタエスポルチヴァ・サイトなどより)
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