リオ市西部バングーのジェリシーノ複合刑務所の職員が、給与未払いを理由に17日よりストライキに入ったと、17、18日付現地紙・サイトが報じた。
17日午前4時、普段なら囚人への面会や差し入れを希望し、刑務所前には長い行列を作る人々に整理券を配りはじめる時間に、職員がストライキに入ったため、面会は行われないという知らせがもたらされた。
行列の中には多くの高齢者、女性、小児や赤ん坊もいた。諦めきれずに正午まで粘った人もいたが、報われなかった。
自宅を朝5時に出て刑務所まで行った匿名希望の女性は、「リオ州が職員に給料を払わないからこんな事になった。面会できないのは私たちのせいでも、囚人のせいでもない。早く解決して欲しい」と語った。
職員のストは17日に始まり、今週いっぱい続くという。このストのせいで、囚人たちは面会を受けることも、日光浴をすることもかなわない。
リオ州刑事司法関係職員組合によれば、職員たちは出勤し、囚人の健康管理や釈放手続きなど、刑務所維持の最低限の業務は行うが、スト継続中は新たな囚人の受け入れなどはしないという。
これをうけて、リオ州は急遽、12月分の給与の支払いを約束したが、職員たちは18日、ストライキ継続を宣言した。
同組合会長のグテンベルギ・デ・オリヴェイラ氏は、「我々の要求はまだまだある、去年の13カ月給(ボーナス)の支払いもまだだし、職場環境の改善要求もある」とした。
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