リオ州商業連盟が18日に発表したデータによると、ブラジルではスマートフォンがインターネットにアクセスする際の主要端末となっていることが分かった。19日付現地紙が報じている。
市場調査会社Ipsosの協力を得て行われたデータは、昨年9月、サンパウロ市、リオ市、ブラジリアなど、ブラジル全域の69市で、総計120万人に対して行った聞き取り調査を基にしている。
データによると、ブラジルのネット利用者は7割に達しており、利用者の69%が、主にスマートフォンでネットを利用すると答えた。
同連盟政策戦略部長のグロリア・アモリン氏は、「ブラジル人はますますスマートフォンを多目的に利用するようになってきている」と語った。
16年の場合は、ネットをスマートフォンで利用すると答えた人の割合は、全ネット利用者の58%で、その前年はわずか14%だった。
ブラジル国内のネット利用率を地域別に見ると、利用率が最も高いのは南部の82%で、2位が南東部の70%、以下、北部69%、中西部59%、北東部51%と続く。
ネット利用目的として最も人気が高いのは、フェイスブックを初めとするソーシャルネットワーク(SNS)で、ネット利用者の90%以上が、ネット利用の主要目的にSNSをあげている。
それ以外では、グーグルなどの検索サイトが45%、電子メールが30%、音楽を聞く、ダウンロードするが25%、映画を見る、ダウンロードするが23%、新聞や雑誌を読むが16%だった。「ネットショッピングをする」は、15年調査の8%から14%へと大きく拡大した。