サッカーブラジル代表のチッチ監督は19日、25日にリオのニウトン・サントス・スタジアムで行われる、コロンビア代表との親善試合のための代表選手23人を発表した。
この試合は、昨年11月29日にコロンビアで発生した飛行機墜落事故で、監督と選手19人を含む多くのチーム関係者が亡くなったシャペコエンセ支援のための慈善試合となる。
この時期は、国際サッカー連盟が各国の代表試合に充てる期間ではないため、国内リーグを開催中の欧州のクラブに所属する選手の招集は行わず、ブラジル国内チーム所属選手のみで構成されることとなった。
召集を受けた選手23人は以下の通り。
<ゴールキーパー>ムラーリャ(フラメンゴ)、ウェーヴェルトン(アトレチコ・パラナエンセ)、ダニーロ・フェルナンデス(インテルナシオナル)
<サイドバック>ファビオ・サントス(アトレチコ・ミネイロ)、ファギネル(コリンチャンス)、ジョルジュ(フラメンゴ)、マルコス・ロシャ(アトレチコ・ミネイロ)
<センターバック>ロドリゴ・カイオ(サンパウロ)、ジェロメル(グレミオ)、ルアン・ガルシア(ヴァスコ)、ヴィトル・ウーゴ(パルメイラス)
<ボランチ>ウォラセ(グレミオ)、ウィリアン・アロン(フラメンゴ)、 エンリケ(クルゼイロ)
<ミッドフィールダー>ルーカス・リマ(サントス)、グスターヴォ・スカルパ(フルミネンセ)、ジエゴ(フラメンゴ)、ロドリギーニョ(コリンチャンス)、カミーロ(ボタフォゴ)
(フォワード)ルアン(グレミオ)、ドゥドゥ(パルメイラス)、ジエゴ・ソウザ(スポルチ)、ロビーニョ(アトレチコ・ミネイロ)
W杯南米予選の国内組のメンバーに、リオ五輪の金メダル戦士なども順当に顔を並べている。
23人の中には、昨年のパルメイラスの全国選手権優勝の立役者のドゥドゥや、フラメンゴ躍進の中心的選手ウィリアン・アロンといったセレソン入りがかねてから期待されていた選手が入ったほか、共に昨年、国内リーグ復帰で復活をアピールした大ベテランのロビーニョやジエゴなども顔を揃え、バラエティに富む布陣となった。
中でも注目はカミーロだ。現在はボタフォゴの司令塔で活躍している彼だが、14、15年の2シーズンはシャペコエンセの主力だった選手だけに、とりわけ、この試合を意気に感じていることが想像される。
今回の親善試合には、3月から再開されるW杯南米予選に向けた新戦力発掘の意味ももちろんあるが、この試合の主目的はあくまでシャペコエンセ支援。勝敗を超えた次元での好ゲームを期待したい。(19日付グローボエスポルテなどより)
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