1978年にブラジル地方クラブ、グァラニーを率いてブラジル全国選手権制覇、ブラジル代表監督として、ソウル五輪で銀メダルを獲得したカルロス・アウベルト・シウヴァ氏が、ブラジリア時間で1月20日未明にベロオリゾンテ市で亡くなった。77歳だった。
同氏は1カ月ほど前に心臓手術を受けており、順調に回復していると見られていた。詳しい死因はまだ明らかにされていない。
監督業をスタートさせた直後にグァラニーでブラジル全国選手権を制した同氏はその後、アトレチコ・ミネイロ、クルゼイロ、サンパウロ、コリンチャンス、パウメイラス、サントスなどのブラジル国内名門クラブを率いた。
ブラジル国外では、ポルトガルの名門ポルトを率いても優勝を果たし、Jリーグ開幕前に今のヴェルディ東京の前身となった読売クラブも指導し、1990―91シーズンの日本サッカーリーグでも優勝した。
ブラジル代表監督も務めた同氏は、1987年にパンアメリカン大会優勝、1988年のソウル五輪では銀メダルを獲得した。
また同氏は若き日のロナウドを発掘した事でも知られている。クルゼイロを率いていた当時、16歳だったロナウドをチームのポルトガル遠征に帯同させた。ロナウドはその遠征で活躍し、以降、チームの主軸となった。
2005年にアトレチコ・ミネイロを率いて監督生活を締めくくった同氏は、その後アトレチコ・ミネイロのチームディレクターや、ヴィラ・ノーヴァの副会長を歴任していた。(20日付グローボエスポルテより)
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