21日夜、大サンパウロ都市圏のイミグランテス高速道で、軍警の巡回機動隊が麻薬密売者を銃撃し、5人を殺害する事件が起きた。23日付現地紙が報じている。
「麻薬運搬中らしき車3台が海岸部からサンパウロ市に向かっている」との匿名通報を受けた巡回機動隊は同日午後11時頃、イミグランテス高速道サンベルナルド・ド・カンポ市付近で、通報通りの車を見つけた。
1台目は37キロ付近で見つけ、容疑者が発砲したため、機動隊が応戦した。運転していた容疑者は病院に運ばれたが死亡した。2台目は35キロ付近で確認され、容疑者が発砲したため応戦。運転していた容疑者は即死した。
3台目は21・5キロ地点で見つかり、やはり銃撃戦となった。この車には10代の青年1人を含む3人が乗っており、全員が即死した。
10代の青年を除く4人は窃盗や麻薬密売などの前科があった。
これら3台の車からは合計104キロに達するコカイン(時価900万レアル相当)が発見された。また、3万レアル相当の高価なマシンガンや拳銃4丁、携帯電話5台が同時に押収された。
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