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《ブラジル》ジャノー検察庁長官が民主運動党要人3人の捜査要請=ラヴァ・ジャット作戦の捜査妨害疑惑で

 ブラジル連邦検察庁のロドリゴ・ジャノー長官が6日、ラヴァ・ジャット作戦(LJ)の捜査妨害の疑いで、民主運動党(PMDB)の上院の大物3人に対する捜査要請を最高裁に提出した。7日付現地紙が報じている。
 捜査要請の対象は、ロメロ・ジュカー上議と前上院議長のレナン・カリェイロス上議、元大統領で元上院議長のジョゼ・サルネイ氏だ。
 3人は皆、元トランスペトロ総裁でLJの報奨付供述者のセルジオ・マシャド氏が、16年3月頃に行った盗聴に関与している。盗聴は同年5月に公開され、ジュカー氏は発足したばかりのテメル政権企画相を辞任せざるを得ない状況に追い込まれた。ジャノー長官は昨年6月に、3人に対する逮捕状を請求したが最高裁は却下した。
 今回の捜査請求後、レナン氏の側近は「証拠は不十分だ」と気に留めない姿勢を見せている。
 録音では、3氏がLJを食い止めるための話をしている様子は見てとれるが、それが具体的に実行された証拠はない。