8日、サンパウロ市の電車網は大荒れの1日となった。まず午前7時30分頃、地下鉄1号線のチラデンテス駅の線路に犬が侵入し、その影響で同線が止まったため、同線と連結する3号線の循環まで乱れて、1時間ほど減速運転を強いられた。続いて昼前に、今度は2号線で運行中の電車のひとつで扉が開かなくなり、その車両の乗客が降車を余儀なくされた。そして夕方、CPTMのブラス駅で電気系統の故障が発覚したため、同10号、11号、12号線が停車。その後も1、2時間ほど、減速運転を強いられる事態が起きた。7日には3号線で脱線事故が起こったばかり。連鎖反応とはこのことか。
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サンパウロ市内北部の2区5校の公立校で、調理人がおらず、きちんとした給食が提供できていないことは8日付本欄で報じたが、9日付アゴラ紙によると、大サンパウロ市圏のカラピクイーバとコチアの2市では、調理人どころか、清掃員さえいない学校が60校もあるという。こちらの場合も、8日に報じた件同様に、州と請負業者の間の契約更新がされていないために起きているという。子供たちが休みの間に、解決できなかったものなのか。
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9日のサッカーのリベルタドーレス杯で、予選から参加しているアトレチコ・パラナエンセとボタフォゴが共に、対戦相手との本拠地、敵地での合計スコアで勝利した。例年ならこれでリーグ戦進出だが、今年から参加枠が増えたため、両チームは来週、再来週の水曜に、もう1チームと本拠地、敵地の2試合を戦わなければならない。長丁場だが、がんばってほしい。