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規格外のカメラマン、高野ミケランジェロさん

 先日プロのファッションカメラマン、高野ミケランジェロさんが来社した。華々しい職業だが、有名になるのは難しい業界であり、正に「狭き門」を通ってきた人だ。
 取材中に話題を絶やさず、年齢は答えない。「ファッション」というセンスが一番の業界では、場合によっては年齢によって狭き門から弾き出されてしまう危険性があるそうだ。
 しかし高野さんの明るい人柄、尽きない話題は日本に住む日本人からは「ブラジル人」として親しみやすいだろう。「ブラジルはどんな国か」と聞かれて、「行けばわかるよ」と答えるような掴み所のない、「規格外」的な面白さを持つ。
 日本では暴動や治安の悪さという嫌なイメージが強いブラジル。高野さんのように両国間を軽々と行き来するような人が、明るい写真で多様な面を持つブラジルを日本に伝えて欲しいと思った。(雪)