ブラジル北東部、バイーア州州都サルバドールは、アフリカ文化の色濃く残るブラジルの古都で、この街のカーニバルの盛り上がりはリオデジャネイロに負けない。
14日、バイーア州のルイ・コスタ知事が、同市ではカーニバルの期間中に、無料で楽しめるイベントが100以上行われると発表した。
同知事は「州行政の優先順位は常に、ストリートのカーニバルを盛り上げること。そのためには民間企業からの協力も募り、伝統的なブロッコ(サンバ集団の呼称)と共に、資金力がない新興ブロッコも援助する」と語った。
歴史の面影が色濃く残るサルバドール観光のメッカ、旧市街のペロウリーニョ地区では、オロドゥンやフィーリョス・デ・ガンジーといったブロッコの演奏もある。
ペロウリーニョ地区では、1960年代に始まり、カエタノ・ヴェローゾ、ジウベルト・ジウなどに代表されるバイーアの芸術運動〃トロピカリズモ〃50周年を記念して、当時の様子を思わせる飾り付けが施される。
同地区でのメインイベントは、24日のジウベルト・ジウのコンサートだ。
同市内にはドドー、オズマール、バタチーニャと呼ばれるサンバの行進路があり、各行進路ごとに、イヴェッチ・ザンガロ、アニッタ、クラウジア・レイチなどのショーが予定されている。
サルバドール市内で、無料で楽しめるプログラムは、http://carnavalsalvadorbahia.com.br/で確認できる。
サルバドールのカーニバルは22日にムニシパウ広場で行われる、サンバ期間の街を統治するといわれているレイ・モモへの鍵の贈呈式で正式にスタートするが、プレ・イベントは18日から始まる。(14日付アジェンシア・ブラジルより)
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