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山崎フユミさん百寿祝う=ベレンで表彰状の伝達式

(左から)妻の香奈栄さんと與浦さん

(左から)妻の香奈栄さんと與浦さん

 【パラー州べレン発】平成28年度100歳以上の高齢者表彰式(百寿祝い)が15日午前10時から、パラー州サンフランシスコ・ド・パラー市の受賞者の自宅において行われた。
 今回の対象者は大正5年(1916年)4月1日から大正6年(1917年)3月31日までの間に出生された人。該当者の山崎フユミさんは広島県山形郡出身で、1917年(大正6年)2月10日生まれ。在ベレン領事事務所管轄内で唯一の授賞者となった。
 百歳表彰式とは、多年にわたり社会の発展に寄与してきたことを感謝し、当該年度中に百歳を迎える高齢者に対し、内閣総理大臣からのお祝い状および記念品(銀杯)を贈呈するもの。
 表彰式は来賓として、汎アマゾニア日伯協会の中山すなお第一専務理事、アマゾニア日伯援護協会山本ジルベルト会長、パラー広島県人会の越智たけし会長夫妻、小林雅彦ベレン領事事務所長、成塚純副領事らを迎え、授賞者の家族も参加して行われた。
 小林雅彦事務所長によって『あなたが百歳のご長寿を達成されたことは誠に慶賀にたえません。ご長寿をことほぐこの日に当たりここに記念品を贈りこれを祝します。平成28年9月15日、内閣総理大臣安倍晋三』と読み上げられ、祝状と銀杯が伝達された。
 フユミさんは、昼夜反対になった生活を続けており、表彰状の伝達は椅子に腰掛けて眠っている状態で行われ、家族がかわって受取り、フユミさんに手渡していた。(下小薗昭仁パラー州通信員)