サンパウロ市のジョアン・ドリア市長が16日、市内にある54の市立図書館の開館時間を延長し、日曜日も利用できるようにすると共に、民間企業によるカフェ(喫茶)も設置するというプロジェクトを発表した。
16日付の同市市役所のサイトによると、同プロジェクトの目的は図書館をより文化的な空間とする事で、劇や音楽などのプログラムも増やす。また、新しい図書の購入基準や分類法、閲覧棚の展示法なども変更するという。
日曜日の開館時間は最低でも4時間となる見込みで、週末も図書館を娯楽や文化活動の場として利用する事ができるよう配慮する。
同プロジェクトには、全ての図書館にWi‐Fiを入れて無料で使えるようにする、図書館に司書や文芸員を置くといった計画も含まれている。
なお、17日付エスタード紙によると、同市長は、図書館内に民間企業による喫茶コーナーも設け、私立の大きな図書館のようにくつろいだ雰囲気で利用できるようにする意向だという。
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