和歌山県人会が毎年開催する敬老慰安ピクニックが11、12日に開催され、会員家族・知人ら150人がサンパウロ州海岸の町、センビセンテを訪れた。
参加者はバス3台に分かれ、午前8時にリベルダーデ広場を出発。会館で週2回開催するカラオケ教室の関係者だけでも40人と、今年も大勢が集った。
昼前にホテルに到着すると海に出かける者、カラオケを楽しむ者など、自由時間をそれぞれでくつろいだ。夕食の後は歌合戦が行なわれ、34人が2組に分かれ勝敗を競った。
翌日は朝食の後、運動会が開催された。園児から90代までの参加者が玉入れや借り物競争、絵合わせゲームなどで競い合い、生活雑貨などの景品を手にした。
昼食で空腹を満たした後、75歳以上の高齢者を対象に敬老者表彰が行なわれた。参加最年長96歳の木田イクヨさんら20人が表彰された。代表謝辞では下本八郎顧問(元サンパウロ州議)が「幸せは長く、あいさつは短く」などと話し会場を和ませた。
最後の行事としてビンゴ大会が盛大に開催された。賞品の飲食品類や日用品、食事券が寄付を中心に数多く集り、参加者は最後まで楽しんだ様子だった。
谷口ジョゼー会長は、「県人会は世代交代につれ運営形態を変えていくが、ピクニックだけは変わらない」と話し、10月に控える県人移住百周年式典に向け、結束を確かめた。
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