23日付アゴラ紙によると、サンパウロ州では、軍警や市警などの警察官の行動に関する州民の苦情が、2016年は前年比で75・8%も増えていたことがわかった。それによると、違法な威嚇行為が132・2%増の562件、家に勝手に上がりこむなどの行為が75%増の84件、暴力的な権力濫用行為が24・9%増の301件に上ったという。また、いずれの項目も、8割方かそれ以上が軍警に対する苦情だったという。軍警に関しては、様々な世論調査で国民からの不人気ぶりが伝えられてはいるが、こうした日ごろからの無闇に市民を威嚇する行動に問題があるのだろう。
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同じく23日付アゴラ紙によると、サンパウロ市南部ジャルジン・サンルイス在住の28歳の女性レニウダ・ダ・ルルデスさんが、13歳の娘マリアさんを2月25日から捜索中だという。レニウダさんは、警察から十分な協力が得られない中、失踪前に最後に会話を交わした男性の隣人を自力で探し当て、さらにマリアさんを映し出した監視カメラの映像を見つけるところまでたどりついたという。その映像ではマリアさんがその男性と遊んでいる姿が映し出されたが、そこから姿を消したという。
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22日のサッカーのサンパウロ州選手権、サントスはサンベントに2―0で勝利。やや出遅れ気味だったサントスだが、予選D組の首位に立った。パルメイラスもミラソル相手に2―0で勝利し、C組首位、かつ、準々決勝進出を早くも決めた。だが、サンパウロはボタフォゴSPに1―1で引き分け。B組首位だが、ここ3試合勝ちがなく、精彩を欠いたままだ。