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《ブラジル》3月のマニフェスタソンが不発=例年のような明確さに欠け

リオのコパカバーナ海岸で行われたデモの様子(Fernando Frazão/Agência Brasil)

リオのコパカバーナ海岸で行われたデモの様子(Fernando Frazão/Agência Brasil)

 26日、ブラジル自由運動(MBL)などが全国規模で連邦政府へのマニフェスタソンを試みたが、反抗の焦点が定まらなかったこともあり、不発に終わった。27日付現地紙が報じている。
 15年と16年に行われた、ラヴァ・ジャット作戦支援と当時のジウマ政権に対する抗議のマニフェスタソンは、ジウマ氏の罷免を求める声も強かったことで記録的な参加者数を記録した。
 これによって、3月にマニフェスタソンをやることが定着化しつつあったが、今回は「ラヴァ・ジャット作戦支持」という名目はあったものの、「要職政治家の特権(フォロ・プリヴィレジアード)廃止」など、やや専門的なことにも話題が行き、大衆にはわかりにくいといったきらいもあった。
 前2年ほど大きな宣伝活動も見受けられないまま当日を迎え、10万人規模の参加を望んでいたサンパウロ市でも数万人と不発。この日、同市で開催されていたロラパルーザの10分の1程度の動員に終わったとさえいわれていたようだ。
 また、ブラジリアでは、最高裁のジウマール・メンデス判事をはじめ、LJの疑惑の政治家で、現在、議会で恩赦的内容の汚職防止法を通過させようとしているロドリゴ・マイア下院議長やエウニシオ・オリヴェイラ氏などの墓場を作る演出なども行ったが、参加者はわずか630人で終わった。