本日付本紙でも報じているように、サンパウロ市のジョアン・ドリア市長の人気は大統領候補として考慮されるまでに至っている。パラナー・ペスキーザという調査団体の最新アンケートによると、サンパウロ市民の70・3%がドリア市長の市政を好意的に捉えているという。若年層の人気はとりわけ高く、16~24歳の間の支持率は75%に達したという。男女別の支持率は男性が74%で、女性の66%を上回っている。カサビ氏、ハダジ氏と、低支持率の市長が続いた後だけに、これらの数字の高さには驚くしかないが、市民としては、人気市長に市政を4年間預けたい気もするが。
◎
29日未明、サンパウロ大都市圏グアルーリョス市で、2人組の強盗に車ごとさらわれた6歳の少年が、数キロ先で下ろされ、無事に救出された。この少年は母親と共に車の中にいたが、強盗たちは車を乗っ取ると、母親だけを下ろして逃走した。だが、少年が母親の電話番号を知っていたのを知ると計画を断念して少年を下ろした。少年は彼を見かけた男性に電話をかけてもらい、母親と無事再会したという。その後、車も見つかり、強盗のひとりの17歳少年も逮捕された。
◎
26日にグアルーリョス空港で利用客に暴力を奮い、さらに同空港で3カ月過ごしていたことが判明したドイツ人、ステファン・ブローデ氏(44)。同氏の存在はマスコミでも話題となっていたが、国外退去処分となり、現在は故郷ドイツのフランクフルトの精神病院に入院しているという。同氏はドイツに到着後も、空港でひと暴れしたというが、その後やいかに。