2017年度のブラジル国費留学生14人が今月、当地を旅立つ。先立って在サンパウロ総領事館は先月20日、オリエンテーションと歓送会を行なった。
中前隆博総領事は合格者たちに祝辞を述べ、「私たち日本人が日常で直面している様々な社会的課題にとり組む様子も、滞在される間にじっくりと学んでほしい。ご自身の体験を通じ日本を深く理解して頂いて、将来は日伯の架け橋となってください」とエールを送った。
日本へ留学経験(2013年国費留学日本語・日本文化研修留学生)があり、研究留学生として筑波学への留学が決まったラベロ・オガサワラ・カミーラさんは、「宮沢賢治作品における非英雄性」に関して研究を実施する予定。
学部留学生のラモス・バルバラさんは、日本の大学で獣医学に進む。日本語で「留学の1年目には東京外国語大学で予備教育を受けることとなっている。日本に住み大学で勉強ができることを思うと、ワクワクします」と話した。
日本政府は2020年東京五輪までに、30万人の外国人留学生受入れを目指している。
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