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リオデジャネイロ市=サンタマリアのUPP襲撃される=同市初の治安維持警察部隊本部

 リオデジャネイロ市ボタフォゴ区に08年に設置された、同市初の治安維持警察部隊(UPP)の本部が3月30日夜、襲撃され、初期火災も起きた。
 UPP襲撃は、サンタマリア地区を巡回中だった軍警が、同地区の麻薬密売を取り仕切っていると思われる犯罪グループに襲われ、反撃した際にその中の1人にケガを負わせた事が引き金になったようだ。
 犯罪者達は報復の意味で30日夜、UPPの本部を襲撃。銃撃戦の最中には本部の一角で火の手も上がったが、負傷者は出ていない。
 軍警はこの事件の後、警察犬も導入するなどして、同地区内の警備を強化。犯人の割り出し作業なども行われている。
 サンタマリアのUPPは08年に設置されて以来、軍警と地区住民のコミュニケーションも良好で、今回の事件が起きるまでは、市内で最も成功しているUPPと見なされていた。(3月31日付アジェンシア・ブラジルより)