ブラジル農務省が6日、連邦警察のカルネ・フラッカ作戦で疑惑が指摘された食肉加工業者21社の製品検査などを行った結果、八つの検体から菌が発見された事や、3社の登録を抹消する事を発表したと7日付現地紙が報じた。
抜き打ち検査の検体は302点で、内1点からはブドウ球菌、7点からはサルモネラ菌が検出された。ブドウ球菌やサルモネラ菌の一部は嘔吐や下痢などを引き起こす。
サルモネラ菌が検出されたのは、トランスミート社がノヴィーリョ・ノブレなどの銘柄で販売しているハンバーガーだ。ブドウ球菌は、フリゴサントス社のリングイッサから検出された。
また、ペシン社とソウザ・ラモス社のサウシッシャとリングイッサ、計11点からはソルビン酸が検出された。ソルビン酸は正式認可の保存料だが、サウシッシャなどでは使用が認められておらず、賞味期限が切れる直前の材料を使った事を示す証拠といえる。
BRFゴイアス州ミネイロス工場で加工した鶏肉やパラナ州アラポンガスのフランゴDMの品、計11点には基準を超える水、ペシンやソウザ・ラモスのサウシッシャ、計14点には許容量以上の澱粉が含まれていた。
農務省はこれらの調査結果と別の違法行為が指摘された事とを考慮し、ペシン、ソウザ・ラモス、セントラル・デ・カルネスの3社の登録を抹消し、連邦警察と連邦検察庁に捜査を依頼する意向を固めた。
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