サンパウロ市西部にあり、既に閉店した銀行支店が強盗に襲われ、中の備品と共に顧客情報が盗まれたと、13日付フォーリャ紙が報じている。
フォーリャ紙の情報によると、狙われたのはペルジゼスにあるブラジル銀行支店で、同店は2月に営業を終えている。
この支店は1カ月前にも強盗に襲われ、以来、路上生活者のねぐらとして使われていた。
新たな被害が起きたのは11日で、3人の強盗がガラスを割って侵入すると、中にあった備品などを手当たり次第、盗んでいったという。中を映した現場の写真は、荒れ放題で、床には紙資料が散在した状態だ。
強盗たちはインターネット関連の備品や狩り封鎖用に使われていた木材などと共に、銀行内に残っていた、顧客のCPFやRGといった個人情報が記してある資料も盗んでいった。
フォーリャ紙の記者によると、犯行中、現場を通りかかった軍警は、銀行か建物の所有者からの苦情がなければ、路上生活者たちは追い出せないといって、何もしなかったという。
この状況を知った近隣住民らは「いつ自分の個人情報が盗まれるか」と心配し、何らかの対策がとられることを望んでいる。サンパウロ州軍警は同件に関する調査と路上警備の強化を約束した。
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