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サッカー=好事魔多しのパウリーニョ=セレソンで絶好調もアジアでのCM出演でトラブル

 

 現在、サッカーのブラジル代表(セレソン)のレギュラーで活躍中のパウリーニョが、現在の拠点の中国でトラブルに見舞われた。

 パウリーニョは、W杯南米予選での活躍ぶりで話題となっていた。3月の試合では対ウルグアイ戦でハットトリック、続くパラグアイ戦でも2アシストを決めるなど、今やセレソンの中盤の一角として存在となっている。

 12年にコリンチャンスのリベルタドーレス杯とクラブW杯優勝に貢献した後、13年に移籍したイングランドのトッテナムでは活躍できなかったが、14年W杯時のセレソン監督、フェリポン氏が率いる広州恒大に移籍した後、中国スーパーリーグでの同チームの2連覇に貢献。そこでの復調振りを買われて、コリンチャンス時代の恩師、チッチ氏が監督になったセレソンで復活していた。

 このような経緯もあり、パウリーニョは中国でも人気のサッカー選手なのだが、そこにひとつの落とし穴があった。

 12日、イギリスのデイリー・ミラー紙は、パウリーニョがギャンブルの会社のCMに、日本人の葵つかさというポルノ女優と共に出演したことで、チームはおろか中国からも国外追放となる危機にさらされている、との報道を流した。それは、中国がギャンブルもポルノも禁止しているためだとしている。

 それに対し、パウリーニョの代理人がすぐに声明を発表した。

 それによると、契約はオンラインベッティング会社「レトウ」とのもので、11月に写真、映像での撮影を終え、1年間、同社のサイトのみで公開するという内容になっていたという。

 さらにパウリーニョは、日本人のポルノ女優に関しては、「ただ単にモデルとしか知らされていなかった」とした。

 なお、レトウによるCMはまだフィリピン本国でもはじまっておらず、その前に写真が流出してしまったという。

 パウリーニョ側はこの流出を出演者への配慮に欠ける行為だと批判し、契約を打ち切る意向も表明した。パウリーニョ側は同時に、広州恒大退団や中国からの国外追放の可能性を否定する声明も出している。(12日付グローボエスポルテ・サイトより、14日掲載)