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東西南北

 以前、サンパウロ市西部のペルジゼスで、営業を停止したブラジル銀行の支店に強盗が入り、備品と共に個人データなどを盗み出して問題化したことを本欄で報じたが、これに引き続き、同銀行のもうひとつの営業休止支店が強盗からの攻撃対象になっている。その支店は同市中央部のサンタセシリアにあり、3月のはじめに営業を中止していた。近隣の路上生活者らが押し入ったのは21日で、プリンターや椅子などの備品はもちろん、電気の配線や鋼鉄製の設備の一部も壊して持ち出したという。窃盗行為は24日の朝方まで続いたというが、普通の廃屋でなく、顧客のプライバシーにも関わりうるものもあるので、銀行側の誠実な対処を願いたい。

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 サンパウロ市と近隣都市間のバスや地下鉄、都電の乗車券代わりのBOMカードは、種類によっては学生証や高齢者の身分証明書としても使えるなど、交通面以外での用途もあるが、5月2日からは「薬局での値引きサービス」が加わる。対象薬局はドロガリア・サンパウロとドロガリアス・パシェコで、7日以内にカードを使った人なら、薬は10~30%、個人衛生用品は5%の割引を受けられるという。新サービスで利用者がどの位増えるか。

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 今日26日はサッカーのリベルタドーレス杯の試合が行われ、パルメイラスが敵地ウルグアイで同国古強のペニャロールと対戦する。グループ・リーグ第5組のパルメイラスは、現在、勝ち点7で同組首位を走っており、この試合に勝つと、残り2試合を残しての決勝トーナメント進出がかなり近づく。勝っておきたいところだ。