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東西南北

 ブラジル保健省が8日、インフルエンザの予防接種を受けた人は、目標の27・5%の5420万人のみと発表した。キャンペーンは26日までで、対象は6カ月以上5歳未満の子供、妊婦、出産後45日以内の女性、60歳以上の人、医療関係者、先住民、慢性疾患患者、刑務所職員、公私立の学校の教師となっている。
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 サンパウロ市のジョアン・ドリア市長が、市内を走る主要幹線道路のマルジナル・チエテとマルジナル・ピニェイロスを、官民合同プロジェクト(PPP)を通じて民営化する意志がある事を示した。「いかなる選択肢も最初から捨てるべきではないが、通行料徴収の話は出なかった」と同市長は言うが、通行料徴収を行わない形での譲渡に興味を示す一般企業が出る事は難しいと専門家は語っている。その他に、道路に広告を多く掲載し、収入を得る案も検討されている。
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 7日の日曜は、各地でサッカーの州選手権決勝が行われた。サンパウロ州選手権決勝で惜しくもコリンチャンスの前に涙を飲んだのは、ポンテ・プレッタだった。ポンテ・プレッタは100年を超す歴史を擁すが、サンパウロ州選手権や全国選手権、ブラジル杯などの主要タイトル獲得が1回もない。今年はエースFWのポッチケを中心に、準々決勝で2年連続優勝中のサントスFCを、準決勝では優勝候補筆頭のパルメイラスをそれぞれ倒しており、その2チームよりは力が劣ると評価されていたコリンチャンスを決勝で倒せば悲願の初優勝だったのに、惜しくも敗れた。ポッチケも今大会限りで全国2部のインテルナシオナルに移籍するため、全国選手権では1部残留を目標に堅実に戦う事が肝要だ。