ブラジル南部パラナ州カストロ市の救急診療所(UPA)で28日、道に倒れていて運ばれて来た女性患者の鞄の中から頭蓋骨が見つかり、看護婦らを仰天させた。
このUPAは24時間対応で、問題の女性患者は酔って道に倒れていたために、UPAに連れて来られた。
カルテを作ったりするため、個人情報を確認できる書類を捜そうとして患者の鞄を開けた看護婦らは、鞄の中に人の頭蓋骨が入っているのを見て2度びっくり。あわてて警察に連絡した。
警察が取調べを行ったところ、女性は「墓地を通り過ぎようとした時、墓掘り人夫達が頭蓋骨を持っていたから頼んで分けてもらった」と答えたという。
だが、墓掘り人夫は、「頭蓋骨は作業の合間でこちらの注意が途切れた隙に、勝手に持ち出したもので、自分達が持たせてやったなんて嘘だ」と供述。人夫達は、埋葬から何年も経って、骨だけになった墓の整理をしていたという。
死体を遺棄したり、骨や灰を持ち去ったりする行為は法令で禁じられており、1~3年の禁固刑と罰金の対象となる。女性の鞄に入っていた頭蓋骨は、警官が墓掘り人夫達に返却した。29日付G1サイトより)