19日、ミナス・ジェライス州でバスの転覆事故が起き、11人が死亡する惨事となった。20日付現地紙が報じている。
事故が起こったのは19日午前4時頃で、場所は同州北部のサリナス市まであと3キロほどの国道251号線317キロ地点だった。
事故現場は蛇行している山道で事故が起きやすい状況だった上、バスは高速で運転しており、車線を飛び出した後に転覆したという。
この転覆事故では11人が死亡し、23人が重軽傷(5人が重体)を負った。死者の中には生後2カ月の赤ちゃんと3歳の男の子も含まれていたという。
このバスはサンパウロ市南部のサントアマーロ区ジャルジン・カペーラを発ち、バイーア州のエウクリデス・ダ・クーニャに向かっていた。
このバスは旅行用のバスではあったが、州をまたがる旅行を行う許可は下りていなかった。事故を起こした運転手は事故現場から逃げてしまったが、車内に残っていた書類からMJトゥリズモ所属のバスであることが判明。国家陸路輸送庁によると、同社は15年2月から3年間、乗客輸送を禁じられていたという。