本年もブラジルにおいて「日本移民の日」を迎えるに当たり、日系社会の皆様に心からお祝いを申し上げます。
ブラジルへの最初の日本人移民を乗せた笠戸丸がサントス港に到着して、本年で109年目を迎えました。今日めざましく発展している日伯関係を振り返ると、移住された方々の足跡の歴史的意義と、その後の計り知れない御苦労が改めて思い起こされます。移住者の皆様の御苦労と御努力に対し、改めて深甚なる敬意を表します。
昨年夏、私はオリンピックの閉会式に参加するため、現職の総理として34年ぶりにリオデジャネイロを訪問しました。その際には、日系社会の皆様から熱烈な歓迎を頂き、大変感銘を受けました。日本と日系社会が共に発展していけるよう力を尽くしていく決意を新たにしました。
昨年の10月には、就任後間もないテメル大統領を官邸にお迎えし、首脳会談を行いました。インフラ整備に関する協議の設立に合意するなど、友好協力関係を前進させる数多くの成果があったことを大変嬉しく思います。今後とも、日本とブラジルの関係を一層大きく発展させていきたいと考えています。
来年2018年は、日本人移住110周年の記念すべき節目の年です。この節目に向け、日系社会の皆様との絆を一層強化し、更なる日伯関係強化に取り組んでまいります。
最後に、日本人移住者と日系人の皆様の今後ますますの御活躍と、ブラジルにおける日系社会の更なる御発展を心から祈念いたします。
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