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サンパウロ日本人学校が寄付=日系福祉団体へ愛を届けて42年

出席者全員での記念撮影(提供写真)

出席者全員での記念撮影(提供写真)

 サンパウロ日本人学校(吉田直人校長)が「愛の募金活動」で父兄から集めた寄付金・物品の贈呈式が27日、サンパウロ市の援協地下ガレージで行われた。今回で42回目。
 同活動は同校PTA社会福祉部により行われ、希望の家、こどものその、憩の園、やすらぎホーム、援協に寄付金と衣類、本、雑貨、食器、靴、タオルなどの物品が贈られた。
 吉田会長は、「生徒たちがブラジルで安心して楽しく暮らせるのも、先達である移民の皆様やその子孫の皆様が築かれた信用のお陰。日系社会に対する僅かばかりの感謝の気持ち」と挨拶した。
 これに対し5団体を代表して与儀昭雄会長は、「42回もの長い間、毎年、このような支援活動を続けることは並大抵のことではない」と語り、「お金や物品にも増して有り難いのは皆様のこうした温かい気持ちでこれは何物にも代え難いもの」と謝意を滲ませた。