【既報関連】連邦貯蓄銀行(Caixa)は3日、今月14日からの予定だった、12月生まれの人のFGTS休眠口座からの引き落としを8日からに早めることを発表したと、3日付現地サイトが報じた。
7月から引き出しの権利を有する人は250万人以上いる。7月に割り当てられた引き出し用の資金は35億レアルで、今年3月に始まったFGTS休眠口座引き出し解禁のために準備された資金全体の8・75%だ。
政府は引き出し窓口に人が殺到するのを避けるため、引き出しが可能となる日付を誕生月別に定めた。12月生まれの人は、引き出し解禁最後となる。既に引き出しの権利を得ていたが、まだ引き出していない人も、引き続き、引き出しの権利がある。引き出し締め切りは一律で、今月末までとなっている。
FGTSのオペレーションを担当する連邦貯蓄銀行(Caixa)によると、6月28日までに、FGTS引き出し用に必要と試算した400億レアルの95・5%にあたる、382億レアルが引き出されたという。
1~11月生まれでFGTS引き出しの権利を有する労働者は2770万人で、8割強にあたる2260万人が既に引き出しを行った。
これまでの解禁開始と同様、8日には、2015支店が、午前9時から午後3時まで、FGTS関連業務に限定して営業する。さらに週明けの10日は、普段の営業開始時間を2時間早める。ただし、普段が午前9時に営業開始となる地域では午前8時に開店し、閉店時間も1時間延長する。