収賄と捜査妨害の容疑で5月18日に上院議員の職責停止処分を受けたアエシオ・ネーヴェス氏(民主社会党・PSDB)が4日、46日ぶりに公務に復帰した。5日付現地紙が報じている。
アエシオ氏は5月、JBS社社主のジョエズレイ・バチスタ氏に200万レアルの支払を頼んだ際の録音を公開され、それが収賄依頼と判断された。この件では、同氏と並行して金を要請した姉と、金の受取役を務めたいとこが逮捕され、アエシオ氏にも上議停職が命じられた。アエシオ氏はそれ以来、PSDBの党首も休職していた。
だが、6月30日に最高裁のマルコ・アウレーリオ・メロ判事が上議の停職を解いたことで、上議復帰となった。
上院本会議に出席したアエシオ氏は検察庁への批判を避け、疑惑の金は「賄賂ではなく、弁護士の費用を払うために住宅を売るための貸付」だと釈明。自分はジョエズレイ氏の策略の被害者だと改めて主張した。
アエシオ氏はまた、同じくジョエズレイ氏の報奨付供述により、現在、検察庁から告発を受けているテメル大統領に関しても、「国家再建の最中だ」との見解を示し、継続して支持する意向を示した。
PSDBは連立与党から離脱するか否かで揺れている状況だが、アエシオ氏は早速、同党議員やタッソ・ジェレイサッチ党首代行らを集め、今後の党としての取り組みについて話し合った。