サンパウロ市地下鉄5号線に8月から新たに3駅が加わると、6日付現地紙が報じている。
サンパウロ市地下鉄に新駅ができるのは14年2月の5号線アドルフォ・ピニェイロ駅以来だが、今回新しく加わるのはそこから東に三つ。順にアウト・ダ・ボア・ヴィスタ、ボルバ・ガット、ブルックリンの3駅だ。開通後しばらくはブルックリンが同線の東の終点となる。
5号線の敷設工事は2011年にはじまり、2015年に完成する予定だったが、今回の3駅は2年遅れての開業で、全線開通は来年となる。
ブルックリン~アドルフォ・ピニェイロ駅間は5月に試運転が行われ、市民もいつ開通かと待ちかまえていた。
8月に開通する新駅三つは洗練された建築様式でも話題を呼んでいる。特にブルックリン駅を覆うアーチ状のガラス屋根は、太陽光を呼び込み、周囲のスペースの公的利用も進むと好評だ。
現時点の5号線は南西部から東に向けて走っているが、今回の3駅以降は、セントロ方面に北東に北上して行く。サンパウロ州政府は年内にあと6駅開業させる意向だ。東の終点となるシャカラ・クラヴィンは2号線、その手前のサンタクルス駅は1号線との連結駅となる。来年開業予定のカンポ・ベロは、モノレールの17号線と連結する予定だ。
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