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アリアンサ=中前総領事に記念プレート贈呈=日系社会への協力に感謝示す

中前総領事に贈られた記念プレート

中前総領事に贈られた記念プレート

 日伯文化連盟(アリアンサ、大城幸雄会長)は先月30日、任期を終えて帰国する中前隆博在聖総領事に記念プレートを贈った。贈呈式は在聖日本総領事館で行われ、アリアンサの大城会長はじめ約30人の理事ら、野村アウレリオ市議が集まり中前総領事に感謝を示した。
 挨拶に立った大城会長は、中前総領事の出席とアリアンサはじめ日系社会に対する協力に謝意を述べた。また「様々な地域の日系社会を巡り、日系社会と共に歩んでくれた。アリアンサとしても日系人と日本人を繋げる活動を続けたい」と意欲を示した。
 贈られた記念プレートには、中前総領事が開校前のピニェイロス文化センターに訪問した際の写真が載せられた。プレゼントとして日ポ辞書、ポ日辞書が手渡された。
 中前総領事は「2年間、日系社会や日系人の歴史に触れ続け、その歴史の重みを感じた。なぜブラジルで日系人や日本人が重要視されているのか、皆さんに会うことでわかった」と感謝を述べ、「アリアンサは61年を迎え、新たな歴史が始まる。ピニェイロス文化センター開校に立ち会えないのは残念だが、日系社会の一つの団体として日本文化を伝えて続けて欲しい」と語った。
 出席した野村市議は「中前総領事は日系社会の若者のグループにも眼を向け、声を掛けてくれた。若者をコロニアに呼んだのは日本文化を継承していくのに大切なこと」と総領事の活動に賞賛を贈った。