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伊東/イトゥー市交流進む=提携の実現に向け、桜植樹

左から坂和さん、カッツォーラ市長、福井さん

左から坂和さん、カッツォーラ市長、福井さん

 姉妹都市提携実現に向けて動く静岡県伊東市とサンパウロ州イトゥー市の友好親睦を目的に、「伊東市・イトゥー市友好交流協会」のメンバーらとギリェルメ・カッツォーラ市長が市役所の前庭で、交流の記念として5本の伊東小室桜の植樹を行った。
 6日に来社した日本大学国際関係学科の福井千鶴教授と坂和三郎さんに話を聞いた。植樹に加えて記念プレートの開幕も行なわれ、福井教授とカッツォーラ市長の名前が記入された。
 「市の名前の発音が似ている」という理由で、2014年5月に佃市長とアントニオ・トゥイーゼ前市長の親書交換によって交流が始まった。同友好交流協会は2015年3月に設立以来、姉妹提携の実現を目指し、友好活動に取り組んでいる。
 福井教授は今後の交流活動として。伊東市の子どもたちをイトゥー市に短期派遣するなど考えている。「イトゥー市の人々に日本文化についてもっと知ってもらい、また、日本人の子どもたちにポ語の重要性を伝え、両市の交流関係を深めたい」と期待した。
 日本大学OBの坂和さんは同友好交流協会の活動について、「このような関係ができて嬉しい」と一言。「両市の子ども達の国際感覚を養うことにも繋がる。ますます活動が盛んになることを期待する」と微笑んだ。