ハンガリー、ブダペストで開催されている世界水泳において、ブラジル人の女性スイマー、エチエニ・メデイロス(26)が、女子50m背泳ぎで金メダルを獲得した。28日付現地紙が報じている。
これにより、エチエニは、世界水泳の長水路(50mプール)において金メダルを獲得した初のブラジル人女性スイマーとなった。このメダルは、ブラジルにとって今大会2個目の金メダルとなる。
エチエニは、2位の中国の傅園慧(21)を、100分の1秒上回る27秒14で優勝した。この記録は南米記録でもある。傅園慧とエチエニは、前回の2015年世界水泳カザン大会でも1位と2位の座を分け合っている。この時は傅園慧が金メダルを獲得した。
競技を終えたばかりのエチエニは、興奮冷めやらぬままに、「凄いレースだったわ。傅園慧とは競技を離れても仲が良いの。離れて応援してくれている家族が恋しい。でも、皆と一緒になって泳いでいる気がしていた。ブラジルに戻ったら、実感が湧くと思う」と喜びを表現した。
エチエニはこれまで短水路(25mプール)を得意としてきたが、今回は五輪仕様の長水路でも結果が出たことで、2020年の東京五輪に向けて、自信を深めている。
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