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岐阜農業高校生9人が来伯=農業実習や日系農家と交流

来社した一行

来社した一行

 岐阜県内農業高校から派遣された9人の生徒と引率教員2人が7月24日に来伯、25日に来社した。岐阜県教育委員会の「第39回岐阜県農業高校生海外実習派遣事業」により、生徒らは6日までサンパウロ州内の日系農家での農業実習や市場見学などを行なう。
 派遣団員は岐阜県内6校の農業高校に通う2、3年生、9人と引率教員2人。岐阜農林高校教諭の三輪孝司団長は、「農法や規模など、日本とブラジルの農業の違いを肌で感じることが目的。お世話になる日系農家の方との交流を通して、移民の方々の日本に対する思いに触れて欲しい」と話した。
 大垣養老高校2年の田中華恋さんは「農業高校の教師になることが夢。今回得た経験を生徒たちに伝えられるようになりたい」と期待を膨らませた。
 飛騨高山高校2年の諏訪晶哉さんは「将来、実家の果樹園を継ぎたいと思っている。ブラジルの果物や経営の仕方を学びたい」と意気込んだ。
 一行は、先月26日からサンパウロ州サンミゲル・アルカンジョ市のコロニア・ピニャールで実習を行い、酪農場やバイオエタノール精製工場などを視察。1日から花卉農家やコーヒー農園、青果市場などを訪問する。