先日、読売新聞が報じた法務省案の四世ビザ在留資格の条件は、まさに「調整中」といった様子で、当人たちの間で混乱が起きている。
「来日時に必要な日語能力はN4程度」とあったが、当地での日語能力検定は一年に一度。12月に実施され、結果が出るのは翌年3月だ。法務省は「11月から制度スタート見込み」としたが、四世の訪日が4カ月遅れてしまう。
日語能力を判断するのに、手っ取り早いのはこの検定だ。実施回数を増やす対応や、各日本語学校で特別授業など設けるのも必要になるかもしれない。
かつて谷広海理事長時代に、日本語センターがデカセギ速成講座を行なっていたが、今こそ復活させるべきかも。
法務省案がどうであれ、日本生活に日語能力は必須だ。今回の読売新聞の記事で、日語学習の必要性を感じた四世が増えるかも。日語教育機関にとって、生徒数増の機会になりそうだ。(雪)
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