2日未明、サンパウロ州内陸部のインダイアトゥーバで銀行強盗が発生し、銃撃戦で4人が死亡し、2人が負傷。さらに逃亡した強盗が民家に侵入し、人質をとって篭城する事件が起こった。3日付現地紙が報じている。
事件が起きたのは同市アーリオ・バルナベー大通りにあるブラデスコ銀行で、午前3時30分頃、約10人の強盗が車2台で乗り付けた。
強盗たちは二手に分かれ、片方が警備をする間に、もう一方が店内に入り、現金自動引き落とし機2台を爆破しようとしたが、1台しか爆破できなかった。
強盗は爆発音に気づいた巡回中の市警備隊や通報を受けて駆けつけた軍警と撃ち合いとなり、逃走したが、その際、市警備隊2人が被弾した。
強盗団は隠れ家に逃げ込んだが、市警の捜査で隠れ家が判明。踏み込んだ警察との銃撃戦で、強盗4人が死亡した。
残る6人は逃走し、内2人が屋根伝いに逃げた先の民家に侵入。そこに住んでいた高齢の女性と子供1人を人質にして約2時間立てこもった。この2人は警察との交渉により人質を引き渡し、逮捕された。
警察は、強盗が隠れ家としていた農園の持ち主も逮捕したが、残る4人は現在も逃走中だ。
近年、この件に類似した、現金自動引き落とし機を爆破して現金を盗む強盗が頻発している。
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