アマゾナス州で6日、ジョゼ・メロ元知事(社会秩序共和党・Pros)とエンリケ・オリヴェイラ元副知事(連帯・Solidariedade)の失職に伴う、州知事補選が行われ、共に元知事のアマゾニーノ・メンデス氏(民主労働党・PDT)と、エドゥアルド・ブラガ氏(民主運動党・PMDB)が決選投票に進んだと、6、7日付現地各紙が報じた。
今年の5月に選挙高裁(TSE)が、公金横領と14年の州知事選における買票行為を理由に、現職の正副知事の失職を決めて以来、同州では、ダヴィジ・アウメイダ同州議会議長が知事代行を務めていた。
ブラガ氏はアマゾナス州選出の上院議員で、労働者党(PT)政権時には鉱山動力相も務めた。
計9人が出馬した一次投票の得票率は、1位のメンデス氏が38・8%で、2位のブラガ氏が25・4%だった。進歩党(PP)のレベッカ・ガルシア氏、労働者党(PT)のジョゼ・リカルド氏なども出馬したが、共に得票率18・1%(3位)と、12・2%(4位)で落選した。
決選投票に進んだ2人は、1986年からこれまで、アマゾニーノ氏の3期とブラガ氏の2期、合わせて5期20年にわたり、アマゾナス州知事の座を占めてきた。
決選投票は27日に行われるが、後継知事の任期は18年末までのわずか1年数カ月余りだ。
一次投票では有権者の24・3%が棄権した。また、12・3%が無効票を投じており、白票も3・5%あった。