『ぶらじる川柳』(ぶらじる川柳社)の214号が8月に発行された。《日本語の先生今も国なまり》(早川量通)、《此処だけの話と言って次の場で》(飛松信雄)、《人騙すことも知らずに貧と居る》(荒井花生)、《出来上がり味見したとは思えない》(井上風車)、《スト騒ぎ民主国家と大威張り》(中山哲弥)、《騒がれた美人も人並みボケ始め》(桜井しずえ)、《まだ動く手足に感謝老いの日々》(栄森さかえ)、《齢なれば動作は鈍り口達者》(桜井しずえ)、《動く世に歩く電話の気忙しさ》(今立帰)など、今回も腹を抱える怪作から快作までが勢ぞろい。