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大阪サンパウロ市姉妹都市が優勝者を派遣=「交流の懸け橋」に意欲

来社した山口さんと大阪・サンパウロ姉妹都市協会の粟島裕(あわしまゆたか)さん

来社した山口さんと大阪・サンパウロ姉妹都市協会の粟島裕(あわしまゆたか)さん

 大阪・サンパウロ姉妹都市協会(吉川秀隆会長)が今年2月に主催した「ポルトガル語スピーチコンテスト」で、優勝した山口朱生(あき)さん(21、兵庫)が4日来社した。
 同協会は、同コンテストの優勝者を毎年ブラジルに派遣しており、山口さんは、1日から12日までサンパウロ市、パラナ州クリチーバ市を中心に視察する。
 山口さんは、創価大学文学部の4年生で、日本語教育や日本語学を学んでおり、昨年2月から1年間クリチーバ連邦大学で留学していた。
 滞在中は、サンパウロ人文科学研究所や、サンパウロ州立総合大学の日本文化研究所などでコロニア文学を調査する。
 また、自身の希望でサンパウロ市東部サンマテウスのファベーラも視察すると言い、「クリチーバで留学していた頃はブラジルの社会格差に触れる機会が無かったので、この機会に自分の目で見たい」と意欲を見せた。
 その他、大阪市長からサンパウロ市国際局長への手紙の受渡しや、今年創立50周年を迎えるサンパウロ市立オオサカシ小学校への訪問などを予定。「様々な施設に訪問できるのでとても良い経験になると思う。大阪とサンパウロの交流の懸け橋に少しでもなれるように頑張りたい」と抱負を語った。